DWの目安となる体内水分量検査(インピーダンス法)について
1.はじめに
平成30(2018)年6月、今までの透析病院から家に近い透析病院に転院。私の目(白内障の悪化と緑内障の進行)が悪化している為、通院に車で行く
事にストップが、名古屋の眼科Drから出ていました。長い距離を車にて通院していましたので、万が一にも事故でも起こしたら、自分はともかく他人を巻き
添えにする公算が高く、急きょ転院しました。本当は、転院したくは無かったのですが・・・。
さて、転院先では、DWの目安に、体内水分量検査を頻繁にされているようです。今までの透析病院にはない検査ではあります。その検査について私な
りの見解を持つに至りました。
2.体内水分量検査(通称 インピ)について TW・・体内水分量(%)
転院直後は、毎回透析前と透析後に全身の検査が、ほぼ2週間行われ、その後は、定期検査となりました。
検査結果 参考数値
6/4 後体重 75.0Kg TW
68.8% 6/4 hanp
56.4pg/mL
6/6
75.3
69.1
6/8
75.2
69.8
6/11
75.2
68.7
6/13
74.9
69.1
7/2
73.3
67.3
7/2 hanp
32.7
8/24
73.6
67.3 8/13
心胸比 47.2%
9/7
73.6
67.3
9/3 hanp 82.5 *
9月には、もっとDWをきつくという言葉かけが主任さんからありました。
9/21
72.9
66.7 DWを緩くするのは、分かり易い。声枯れ・立ちくらみ・足つり等で判断出来る
9/26
72.4
66.0 からです。きつくするのは、血圧値の上昇しか判断材料が無い。どこまで下げ
10/5
72.1
65.1 ていいのかという判断が付きにくい。だからhanp・レントゲンが必要になります。
10/19
72.7 66.3
11/9
74.2
66.7
11/5 hanp
29.1
11/23 75.9
68.1 11/23心胸比 43.?%
3.考察
DWの目安としての体内水分量は、最小値 65%台 最大値 69%台 であり、その差は、4%と幅は少ない。しかし、hanp検査では、29〜83カ。その差
は、54。かなり幅があるように思えます。
聞けば、hanp値の25以下でDWを緩め、100以上できつくするという某病院もあるようですし、とある某病院では、基準値:40〜70pg/ml(個人差があります)と
記述されているようです。はっきりとはDWを決める確実な指標ではないようで、あくまで目安であるのでしょう。
当院の基準は、かなり厳しい数値を採用されているかのようです。基準値 43.0pg/mL以下と。
私の判断は、8月下旬までは、DWは、適切とみなしていた。8月の体内水分量と9月上旬の体内水分量に差は無く、これでいいのではと推測していました。
しかし、9月のhanp値 82.5pg/mLをみれば、やや水分が残ったかのような数値ではありました。これでも、病院指定のDWより、既に1ヶ月前から0.5Kg
きつくしたDWでしていた。血圧値のみでの判断ですから難しい。透析中の血圧値も相当高い数値であり、スタッフさんには、どうして高いのと声をかけていま
したが、大丈夫ですかで、終わり。相当長い期間透析中の血圧値が高かったと記憶している。
* 7月2日 TW 67.3 hanp 32.7 9月7日 TW 67.3 9月3日 hanp
83.5 TW
67.3は同じでも、hanp値は、32.7と83.5とかなり違いのある数値
となっています。*
やはり、体内水分量では、DWを適切には管理しえないと推測致します。hanp値・レントゲンによる心胸比の方が、DWの目安としては、信頼できるのではなかろう
か。当院に於ける定期のhanp検査は、2か月に1回カ。レントゲンは、3ヶ月1回。ハンプ検査かレントゲン検査が、月にどちらか入っていると適切なDWの設定が順
調に出来るのではないだろうか。私にはですが・・・。
体内水分量検査やらhanp検査もしない透析病院よりは、ずっと良いのですが・・・。
転院前のここのスタッフ主任さんとの話し合いでは、レントゲンは、毎月しますと言われていましたが、入ってみると3ヶ月に1回。何か狐に化かされたような心境であ
りました。更にレントゲン撮影した写真の提示を主任さんにお願いしましたが、出来ないというにべもない回答。仕方なく主任Drに回診時願い出ますと、出来るようにし
ましょうという返事。スタッフ主任とDrでは、患者への対応が違っている事が多いような気がするのは、私だけでありましょうか。