透析不足について

         1.はじめに
            透析を導入した頃は、全く思いつかない事ではあります。(私自身を振り返っても)平成29年2月現在 透析時間 6時間、血流量(QB)は、350mL/分
           透析液流量 640mL/分カ 針 15G 前希釈オンラインHDFであり、こうした条件での透析は、かれこれ3年目になりましょう。

            お陰で”透析不足”という言葉からは疎遠になっております。当院のDrのお陰であり、感謝致しております。ここへの道のりは必ずしも平坦な道ではあり
           ませんでしたが・・・。

         2.4時間透析体制の蔓延
            大抵の透析専門病院では、今でも透析時間4時間 血流量 200〜250mL/分 透析液流量 400〜500mL/分 の所が多いようです。当院でも
           大部分の透析患者さんは、4時間透析患者です。透析暦は、10年未満の方ばかりでしょうか。15年〜20年以上の方は、私が知る限りでは、1名いる
           かいないかでしょう。
            
            若い透析患者さんの中には、除水量 二日空き透析日等では、5Kgを越える患者さんがいます。一日空き日では、2.5Kgカ。時間当たり800g/時で
           も血圧の急激な低下は無いと豪語してみえました。若いからでしょう。4時間透析を原則にしてみえる患者さんです。聞けば、寮住まいで、門限が、9時
           とか。働きながらですから、開始も4時半頃とか。4時間しか出来ないとこぼしてみえます。本当は、もう少し透析時間を長くしたい希望をお持ちのようで
           すが・・・。おそらく透析不足の可能性が高い。

            上記一例は、長時間透析がしたくても勤務の関係で出来ない方の事例でありますが、しようと思えば出来る方の大部分は、本人の強い希望で4時間
           に限定されている方ばかりカ。明らかに透析不足を来たしている可能性が大。当院の透析スタッフの方々の中には、長時間透析をと言っていますが、患
           者さんが、聞き入れてくれないとこぼす方もみえ、透析時間の延長も、患者さんの除水量の多さを理由にやっと受け入れさせているのが現状でしょうか。
            あながち透析病院だけの責任ではないかのようですが・・・・・。患者さんの20年・30年先を考えれば、こぼすだけでは解決策にはなり得ません。
            当該医院の院長さん自身が透析患者の20年先・30年先を考えられれば、自ずと解決策は、出てきそうですが・・・。無理でしょうね。その元で働く透析
           スタッフさんは、院長さんの縛りを受けての勤務ですから当然と言えば当然の帰結でしょうか。

            某透析クリニックのDrのHPがあり、その中の一文に下記のような記述があります。透析不足について述べてみえる記述であります。
            詳しくは、http://ameblo.jp/simonkei/entry-11930029996.html を参照下さい。
  
            透析不足の成れの果ては、血圧低下乃至は全身痛と記述されており、4時間透析以下の透析暦15年以上の透析患者さんに共通するかのようです。
            当院でも、血圧低下を嘆いてみえる透析患者さんに遭遇します。中には、心臓の弁の石灰化が起こっていると透析患者さん本人から聞かされました。
           そのような患者さんについては、当院でも私の知る限り2名知っています。(透析暦は結構長いようですが、それでも10年未満かと。)遅かれ早かれそう
           した現実と向き合う羽目になりましょうか。

            最期の一節に「透析不足は、目先の安楽を嗜好する人間心理のなせる業と、それを承知で体重制限を強いる透析施設の合わせ技が原因で
          すな。」
と結ばれておりました。胸に突き刺ささりました。国が、そうした方向を出しているかは分かりませんが、透析病院は、知っていて?透析医療費の
           抑制に協力しているかのようです。今後も第1次ベビーブームの世代が、70歳代に突入します。国・県・市では医療費の増大は、当然予測された事柄で
           あり、前もって対処出来得た筈。国の無為無策の結果が、いろいろな場面で、医療費削減に無意識にせよ意識的にせよ行われていくのを黙認する風潮
           が醸成されているのでありましょう。








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