椎間板変性と骨再生異常について

      1.はじめに
        職業人であった頃から整形外科には、たびたびお世話になっている。腎臓を悪くしてからは、椎間板だけでなく、骨形成において、整形外科Drからは、
       あなたは、腎臓を悪くされていますね、「ほら、このレントゲンでの骨の形、すっきりしていないでしょう。透析患者さんに多いのですよ。」と言われて、既に
       30余年が経過した。

        平成30年12月8日(土)腰痛のため、整形外科を受診。改めて、以前から言われていた言葉を耳にした。椎間板は、潰れ、脊椎は、無残にも正常な
       形ではなく、とげとげの形で陰影されていた。すっきりした形では無い。

        * 「椎体同士がぶつかったり、椎間関節がすり減ったりすると、その部分を補うために骨組織の生成が活発になります。椎間板が潰れることで椎間関
         節に負担が増し、関節の接触面が摩耗するためです。これに対し骨の形成が異常に促されて <骨棘> と呼ばれる出っぱりができたりして椎骨が
         変形してきます。」脊髄骨のとげとげは、<骨棘>と呼ぶのでしょうか。透析患者でなくても加齢により生じるようで、椎間板変性により、<骨棘>を
         生じさせていると推測出来ます。詳しくは、http://www.tajimaclinic.yokohama/category2/category65/ を参照されたい。*

        農作業で腰を痛めたと言うと、加齢であり、大抵の方は透析患者さんでなくても傷めるとか。農作業を楽にするには、ダーメンコルセットを作り、宛がう
       といいとも言われた。特注品のようで、近くに専門工場があり、そこの方が、出張してきて、型を取り、作成されるとか。直ぐ依頼しました。

                  * https://www.pomgs.co.jp/wp-content/uploads/2018/01/c013b727b169167f4c9f613c49fdd249.pdf  にダーメンコルセットの具体物が出ています。

     2.椎間板変性
       <椎間板変性とは、軟骨組織である椎間板が「傷む」ことを言います。正常の椎間板は水分を多く含み、クッションと同じような役割があり、腰の柔軟な動き
      を維持するのに役立っていますが、変性すると水分が失われ、その機能が破綻します。>
       http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201607.html からの引用。

       上記 htmlファイルには、「日本の超高齢化に伴い、脊椎の変性疾患の患者数は増加し続けています。全国推定患者数が3800万人といわれる変形性腰椎
      症では、ほぼ全例で椎間板変性を伴っています。」とか。

               椎間板変性の原因は、「通常は 椎間板の加齢変化を基盤として、椎間関節や 靭帯組織などにも、変性と呼ばれる変化を来し、その結果、筋肉組織を含め
      腰部の疼痛やだるさなどの局所症状をもたらします。」とか。

       その機序は、「性別には関係なく、早ければ30歳代から発症し、年齢が高くなるにつれて発症しやすくなります。発症率は50歳代でピークとなり、60歳代以降はそれが続きます。」
       とか。椎間板変性の最も出やすい部位は、腰。

       その理由は、「椎骨や椎間板の老化は、脊柱のどの部分でも起こりますが、症状が現れやすいのは腰部です。これは、腰部は脊柱の中でも動く範囲が広く、
      脊柱の下部にあるため、大きな重量が常にかかることが原因となっています。つまり、脊柱の中でも腰部は特に負担が大きいため、椎骨や椎間板が障害され
      やすい。」事にあるようです。詳しくは、http://www.tajimaclinic.yokohama/category2/category65/ を参照されたい。

       私は、早30歳台で、ギックリ腰をし、通算で3回程起こしています。一度起こすと、軽いものを持っても起こるようで、その痛さは、耐えられる限界を超える。
       透析導入時では、下部の椎間板の3つが、変性していた。痛みは、殆んど無く、透析病院のレントゲン技師さんからは、痛みませんかと逆に聞かれた事もあり
      ました。現在の痛みは、長くかがんでいると痛むようで、農作業等かがむ姿勢が続く場合には、痛みだして途中休憩しないと作業は、はかどりません。
       今回のレントゲンでは、脊椎のほとんどの椎間板は、変性していた。腰の最下部椎間板と椎骨に、若干かがむと隙間が出来るのかも知れない。それで、痛む
      とDrは、話された。どうして整形のDrは、骨棘の事を透析患者に結び付けてはなされるのだろうか。今までのDrがそうですから・・・・。

     3.対策
       対処療法しかないようです。
       只一つ、椎間板変性を抑制する薬というかサプリメントではありますが、NAC(N-アセチル-L-システイン)と呼ばれるグルタチオンの前駆体が有用との研究
      報告があるようです。詳しくは、http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201607.html を参照されたい。



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